【秋元才加・高橋みなみ◇2009年11月6日[金]18:30開演】AKB歌劇団「∞・Infinity」

歌劇団全体を通じて】
■生歌披露■
AKBでは常態化している(?)感のある、プリレコーディングへのリップシンクによるかぶせ歌唱。
いわゆるクチパク。
今見ている「分身の術」DVDでも、どの曲もリップシンク歌唱(?)のように聴こえました。
声が整いすぎてる感じがします。
それが、この歌劇団の公演では、唯一(?)、初めて(?)の、カラオケのみに生歌をダイレクトにかぶせて歌う方法をとっているようです。


それは、今回の歌劇公演で一番歌の下手だと僕が思った(ごめんなさい)メンバー。
バンパイヤである村雨ルカのメイドさん役の たなみん と なかやん。
この二人の歌唱が毎回クルクルと変わっていたこと。
初日に比べて、中盤からやっと聴けるようになってきました。
かつ、息継ぎ(ブレス)の音や、音程をはずした状態もそのまま披露されていました。
歌をプレレコーディングするさいは、ブレス音もカットできるでしょうし、音程をはずしたら録り直しになるとおもいます。


なので、間違いなく、全部生歌だといってもいいと思います。
この生歌が一番聴いてて楽しくて、感動しました。


僕は、クチパクは、良し悪しで、テレビなら不特定多数に醜態をさらすわけには行かないので、クチパクは許すのですが・・。
自分達を応援してくれるヲタ層が集う公演には、生歌で勝負してほしいなと思っていました。


ハロプロでも、集合コンサートや、かつてのBerryz工房のように小学生メンバーの負担を考えて、クチパクは横行していたのですが。
でも、「興行のアップフロント」といわれるくらいで公演最重視みたいですね。
僕の現場経験では、ほとんどのコンサートが生歌に切り替わってるように見えます。
当然、DVD撮影中の事故も起きます。
いわゆる、歌詞飛ばしです。
℃-uteのリーダー舞美ちゃんにもこれがありました。
でも、今のレコーディング技術はすばらしくって、アフターレコーディングで、飛んだ歌詞の部分を見事にかぶせてDVDとして販売していました。
こういうことも出来るのです。


ですので、メンバーへの負担はとても大きいでしょうが、あえて、生歌を披露してほしいです。
今回、メインキャストも、そして、バックコーラスメンバーも、かなりいい経験をしたと思います。
それは、AKBに入って初めて、やり直しの利かない、一発勝負の生歌で勝負したからです。
歌が元々超絶上手い オカロ はもとより、たなみん、なかやん が生で歌ったことの経験値は相当にプラスに働いたはずだと思います。


■マナー■
観客のマナーはとてもよかったです。
楽曲の部分でも、迷惑ヲタも影を潜めて、みなさんきちんと大人しく観劇していました。
あと、演劇の進行をさまたげる意味不明の推しコール等もほぼ皆無でした。
これは、濃いいヲタ層以外の一般層が試しに来てみようか的に多数いたためだと思います。
ヲタどおしが身内で増長して、公演をむちゃくちゃにする。
そんな光景は見られませんでした。
それだけ、今のAKBは、一般のお客さんが混じりこんでることによる安定感が持続してる感じです。
ただ、この一般人は、ブームが去ると潮が引くように現場には来なくなります。
その後がどうなるのかは、これからのAKBの課題になると思います。


【生歌が上手いと感じたメンバー】
メインキャストの オカロ、たかみな、さえちゃん、ゆきりん
三人とも、音程をはずすこともなく、安定した歌唱を披露していたと感じました。


オカロ。
発声法をきちんと習得すれば、宝塚歌劇団とか、劇団四季に入り込めるかも(?)と思いました。
背筋に電流が走りますね。
男性4人のキャストの中で、声楽を学んだバンパイアハンター役の中西勝之さんの独唱が最高峰だとしたら、まちがいなく、オカロはこの歌劇でナンバーツーです。
なんで、こんな子が、アイドル集団のAKBにいるんだ?っていう驚きも生まれるくらいです。


ゆきりん
いわゆるヘタウマ歌唱法。
変にひねくり回して上手く歌おうとしない素直で正確な歌い方です。
たとえは悪いかもしれませんが、ハロプロ真野恵里菜風。
丁寧な歌い方で、僕的には合格点だと思いました。
というか、麻里亜の役柄にはまっていて、麻里亜ならこんな風に歌ってほしいという僕の感覚に一番近い好きな歌い方でした。


たかみな。
得意の中低音で歌えないハンディキャップ(?)を背負いながらの歌唱。でも、頑張ってましたね。さすがです。
常に全力投球な たかみな ですが、男キャラだと思われる たかみな には、多少、キャスト的に無理があったかも(?)と僕は個人的に感じました。


さえちゃん。
キホン、きちんと歌えてました。かなり練習したんでしょうね。すばらしかったです。
ただ、どうしても、同じ役をこなす、オカロと比較されちゃうかわいそうな役柄です。
オカロと比べると、やや、声の押し出しが弱い感じがするのと、不安定な部分が一部あったのが、ちょっと残念です。
でも、相対的な見方なので、絶対的に見るとアイドルとしては問題ないレベルの歌唱力は十分に身についていると思います。


ともちゃん。
クチをはっきり大きく開けて歌う歌唱方が、アイドルらしいかわいらしさがあり、かつ安定していました。


わさみん。
この子は、歌が上手いですね。びっくりしました。声が前に出てて、張りがあって、リズム感もあると思いました。


【一言】
僕的公演観覧の4日の最後の日です。


【席】F列センターブロック最中央席


【推しメン】
ど真ん中なので、メインキャストの オカロ、たかみな とばかり目が合ってしまいました。
オカロはとっても男気があって、男の僕が惚れちゃいそうなくらいかっこよかったです。
まじ、あんなかっこいい男に見つめられたらやばいです。


でも、推しメンの みちゃ もゼロズレにはほとんどならなかったものの、横目でちらちらとチェック。
やっぱり、他のメンバーと比べてもあきらかに、僕個人的にきゃわいい。
さすがに、他のメンバーと比べて、背が高い、足が長い、太ももが立派、目が大きい、まつげが長いなど押し出しのあるルックスはひときわ目だって、映えて、美しい。
でも、終始控えめな感じで、でも、笑顔で、時折、長いまつげで、まばたきをぱちくり、ぱちくり。
ここ、みちゃ の萌えどころ。
あのまま、死ぬまで、ずっと見ていたかったです。
推してよかったなと再確認です。
特に、「森へ行こう」でやや上を向いて手を差し出してるときのあごからほっぺたや目にかけてのライン。
そこにスポットライトが当たって、超絶に美しい、かわいい。
あんまり書くとキモイですけど。いえ、既にキモイですけど、きゃわいらしい。


あと、今日も、ともちゃんと目があいまくり。
昨日も今日も ともちゃん ゼロズレ席だったみたいです。
ともちゃんの目線攻撃、激しかったです。
でも、なんとか耐えました。
この子は、なんで、客席のお客さんをこんなに見つめるのだろうか。
すごいなあと思いました。


結局、みちゃ ゼロズレ最多発席は、11月4日(水)のG列センターブロック内下手席のみでした。


【ポイント】
「森へ行こう」をステージ一階でバックダンサーメンバーが踊るとき。
セーラー服でターンを数回の時。
紺色のアンダースコートチラリがすばらしい(大汗;;;;)。
昨日から、発見してひそかにうれしかったです。
今日もばっちり、みちゃ と はーちゃん を拝ませていただきました。
野中さん、片山さん、どうもありがとうございました(ここだけ苗字にさん付けです。)。
とくに みちゃ は大きな身体を生かしたダイナミック、でも、優雅なターンで、ばっちり拝ませていただきました。
目の保養になりました。


【写真手渡し&お見送り】
・出口:その他大勢列
・メンバー:みちゃ(野中美郷c)
僕の目の前のヲタがややみちゃにがっついていたので、手前隣のはーちゃんにバイバイをしました。
そしたら、可愛い、可愛い人妻チックな はーちゃん から笑顔のバイバイレスをいただきました。


みちゃ には「あと土日3公演、頑張ってください」みたいなことを言いました。
聞きたかった質問「何歳で博多から横浜に引っ越してきたのか?」と「モデルをやってみたい気があるのか?」という質問は、結局保留です。
大握手会でも聞けるかどうか・・・。